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セイコーミュージアム銀座展示「須弥山儀」について

2020.8/19 OPEN

 

セイコーミュージアム銀座展示 須弥山儀須弥山儀

「世界は須弥山を中心にして、その周りを太陽と月が回っている」という天動説に沿った仏教の宇宙観を表現した天体時計で、東芝の創業者でもある田中久重によって1850年(嘉永3年)に作られました。

胴部に不定時法の割駒式文字盤、天蓋部に二十四節気を表示する指針があり、その下の全面ガラス張りの部分に、須弥山の周りを太陽と月が回転して運行する様子が表示されています。

仏教では古代インドの宇宙観を受け継ぎ、世界は須彌山を中心に広がっていると説いていました。

しかし江戸時代、西洋の文化や学問が日本へ流入し広がるのに伴い、西洋の地動説により仏教の権威が失われることを恐れた天台宗の僧円通が、仏教の天動説・宇宙観を目に見える形で表そうと「須弥山儀」を考案。そして師の思いを受け継いだ円通の弟子たちの依頼により、「からくり儀右衛門」で有名な、また晩年には「東洋のエジソン」と呼ばれた田中久重が手がけることになったと言われています。

 

大橋時計店保有「須弥山儀」がセイコーミュージアム銀座に展示

現在日本国内で須弥山儀の所蔵が確認されている9基のうち、1基は大橋時計店が保有し、現在はセイコーミュージアム銀座に展示されています。

セイコーが1981年・創業100周年事業として「時と時計」に関する研究施設である「セイコー時計資料館」を設立する際、その趣旨に賛同した三代目 大橋善治が「須弥山儀」を寄託。そして2020年8月19日、セイコーの創業者・服部金太郎の生誕160周年事業の一環として、新たにオープンした企業博物館「セイコーミュージアム銀座」に現在展示されています。

セイコーミュージアム銀座では、フロア毎にテーマを設け、時と時計に関する展示約500点を紹介。「須弥山儀」は3階和時計のコーナーでご覧いただけます。

■セイコーミュージアム銀座
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目3-13 セイコー並木通りビル
最寄駅:東京メトロ 銀座駅B4出口より徒歩1分、JR有楽町駅中央口または銀座口より徒歩4分
電話:03-5159-1881
WEBサイト: https://museum.seiko.co.jp/
須弥山儀紹介: https://museum.seiko.co.jp/collections/traditional_Japanese_clock/collect009/

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